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丸吉優眠館 - 店長ブログ

”脳と睡眠ー人はなぜ眠るか”を読んで

1398787_444203625685217_1247999987_o今週読んでいる本です。おなじみ松岡書房さんから購入しました。(^o^)/まだ途中ですが、睡眠の一つの役割として内部環境への適応行動があります。これは省エネルギーという意味です。高度に発達した現代人の脳は体重のおよそ2%ながらエネルギー消費量は全体の18%にもなります。筋肉と皮膚は体重の52%ながらエネルギー消費量は25%ですので、睡眠で脳と筋肉を休ませることは省エネルギーに対してとても重要な意味を持っています。更に放熱量は体表面積に比例するので、相対的に小さい子供は消耗しやすいわけです。小型動物も同様で、眠っていると全体として物質代謝も放熱量も低下するので、エネルギーの無駄遣いを避けるには頻繁に寝たほうが良いことになります。ここで”放熱量は体表面積に比例するので子供は消耗しやすい”という文面です。恥ずかしながら私良く理解できずに調べましたら、これ「ベルクマンの法則」というものでした。恒温動物の場合、体温を一定に保つため体内熱生産を行います。一方発汗をして体表面で放熱を行い同じように体温を調節します。ここで熱生産量はほぼ体重に比例し、放熱量はおおよそ体表面積に比例する。つまり放熱量は体長の2乗に、熱生産量は体長の3乗に比例する。これは、体長が大きくなるにつれて体重当たりの体表面積は小さくなることを意味する。これがベルクマンの法則です。いわゆる2乗3乗の法則の例の一つです。(Wiki参照)このことから同じ種の生物でも、寒冷地では放熱より熱生産が有利な身体になるよう身体(体長)が大きくなり、温暖地では無駄な放熱を避けるため身体が小さくなるとことです。このベルクマンの法則と同じ意味でアレンの法則もあり、これは「恒温動物において、同じ種の個体、あるいは近縁のものでは、寒冷な地域に生息するものほど、耳、吻、首、足、尾などの突出部が短くなる」ということです。なお変温動物ではこの逆の現象が一般的です。以上のことにより、身体の小さい子供は夏より冬に厚着をさせるなどの少しの気遣いが有用かもしれません。


2013年09月06日



             
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