今週読んだ本です。先週からの続きで”攻める睡眠”、つまり積極的に睡眠時間をコントロールして、時間を有効利用しよう、というものです。もちろん、短眠の結果健康を害してはなにもなりませんので、あくまで健康を最優先に考えられています。週５日は朝5時半起きをすることで、時間をつくり、週１日は7時間半、もう1日は6時間の睡眠で健康を維持します。この朝5時半起きを挑戦するには、以前お話した人間はそもそも日の出とともに起床する身体になっていることを利用し、朝の5時30分に日が昇っている春から…秋の間が良いです。また、睡眠には睡眠履歴と呼ばれる過去のデータが蓄積されており、毎日決まった起床時刻や睡眠時間を守っていると、たまにイレギュラーな睡眠をとってもまたすぐに前の状態に戻すことができやすいそうです。ですから、この睡眠履歴の性質を利用して、毎朝5時半起きを続けるとそれが身体にしみつくようになりますので、睡眠履歴を多くするためにも春先の3月位から始めるのがベストです。是非朝5時半起きにチャレンジして増やした時間を有意義にしてみましょう。朝の日の光は睡眠ホルモンのメラトニンを減少させ体温が上がり身体を行動モードにします。そもそも光の影響は”うつ病”の治療に考えられてきました。冬季うつ病の治療にも朝たくさん日野光を浴びることが効果的と実証されています。ちなみに睡眠中は身体の休息と脳の休息、そして記憶の整理整頓が行われますので、朝目覚めたとき脳は前日の記憶が整理されとてもフレッシュな状態になっていますから、こういう状態の脳は新しいアイデアを生み出したり創造的なことを考えるのにとても適しています。純粋な想像力を働かせる仕事は午前中が一番です。