今週読んだ本です。赤外線には近赤外線と遠赤外線があります。波長の短い近赤外線は物体にぶつかると吸収されずに反射する性質を持っています。1000℃にもなる備長炭でうなぎを焼き表面をこんがり焦がし、うま味をフワッとした身に閉じ込める場合も近赤外線の効果を利用しています。一方、波長の長い遠赤外線は低温でまろやかに内部まで熱を通す特徴があります。そもそも、この世の全ての物体は熱を持ち可視光線を出さない赤外線放射物体で物理的な理論で言うと「放射するものは吸収し、吸収したものは放射する」という鉄則があります。波長の長い遠赤外線の中の6～14ミクロンの波長は「育成光線」と呼ばれ生物にとって不可欠なもので、遠赤外線が身体に良い効果をもたらすことは間違ないようです。ただ、だからといって闇雲になんでもかんでも遠赤外線が良いというのもちょっとね？