今週読んだ本です。人の自律神経は活動的な気持ちの時や興奮したときに働く交感神経とリラックスした時に働く副交感神経の２つがあります。自律神経は二十四時間休まず働き、バランスを保ちながら私たちの身体を最適な状態にしてくれています。ところが現代のストレス社会では常に交感神経が刺激されそのバランスが崩れるため、我々の身体は様々な悪影響を受けています。具体的には交感神経が優位になると白血球中の細菌を食べてくれるが活性酸素を撒き散らし血流障害を引き起こす顆粒球が増え免疫力が低下します。一…方副交感神経が優位になると白血球中のリンパ球が増え免疫力や自然治癒力が強化されます。しかしあまりに副交感神経が優位になると、つまりリラックスが怠惰の原因になり、やる気が失せ倦怠感が増します。そういった意味でも自律神経のバランスが大事です。ただ、先にも書いた通り現代では常に交感神経が刺激される事が多いため副交感神経の働きが弱まっていることも事実です。そこで弱まった副交感神経を活性化させるには身体を暖めることが一番です。交感神経が刺激されると緊張で血管が細くなり血流が悪くなります。そこで身体を暖めることで血流を良くし副交感神経の働きを強め免疫力の向上に役立てます。これはまだ実験段階ですが、ガン治療のひとつである放射線療法は激しい副作用がありますが、この副作用は交感神経が非常に刺激される状態ですので、身体を暖める副交感神経向上作用が辛い放射線療法の副作用に役立つかもしれないそうです。副交感神経はたくさん笑ったり、感情に任せて泣いたりしてもその働きを強めます。笑って泣いて人生をバランス良く生きていきましょう。(^o^)v