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丸吉優眠館 - 店長ブログ

”脳内 メラトニントレーニング”を読んで

20130503今週読んだ本です。松岡書房、青木ご夫妻からご紹介いただき購入しました。青木さんありがとうございます。\(^o^)/ 睡眠ホルモンのメラトニンは夕方から夜間にかけて分泌し始め、人を睡眠に誘うホルモンです。このメラトニンが多量に分泌されると人は良く眠れますが、逆に分泌量が少ないと良い睡眠をとることができません。メラトニンはセロトニンから体内で合成されるので、日中このセロトニンをいかに多く体内で生成させるかにより、その日の夜の睡眠の質が変わってきます。セロトニンは脳内の情報伝達物質…のひとつでドーパミンやノルアドレナリンと同じ仲間です。セロトニンは心と体の元気をつかさどっているので、たくさん生成されることで前向きで活動的な気持ちになります。このセロトニンは視交叉上核の命令で作られますが、その視交叉上核に命令を与えるきっかけが網膜から伝えられる光です。つまり朝起きたら、カーテンを開け、太陽の光をたくさん浴びる(雨や曇りの日でも十分です)ことでセロトニンが大量に作られ、気持ちも今日一日「やったるでー」となり、体もこれからの活動の準備を始めます。ですから朝は必ず太陽の光を浴びることがとても大切ですし、朝食前の散歩や通勤も可能な限り徒歩の部分を増やすことは健康に直結します。さらにそのセロトニンはトリプトファンと言うアミノ酸から酵素の働きにより作られます。トリプトファンは必須アミノ酸で体内での合成はできませんので、食べ物から摂取しなければなりません。トリプトファンはアミノ酸なので全てのたんぱく質に含まれていますが、特に多く含んでいるものは大豆を原料とした豆腐や納豆、チーズや牛乳などの乳製品そしてマグロや牛肉の赤身などです。ですから、朝起きたら太陽光をたくさん浴び、朝食をしっかり食べることでセロトニンをたくさん作ることができます。さらにセロトニンを効率よく生成させる方法にリズム運動があります。大リーグの選手がよくガムを噛んでいる光景を目にしますが、ガムを噛むというリズム運動と咀嚼というリズム運動の二つにより、活動をつかさどり交感神経を活発にするセロトニンがたくさんつくられ結果的に集中力を高めているようです。さらにある時、セロトニン神経の活性化と痛みの伝達神経についての実験が行われ、ガムを30分噛み続けたときに痛みを与えられた場合と、ガムを噛まずに同じ痛みを与えれれた時を比べた結果、ガムを噛んでいる時の方が血中のセロトニン濃度が上昇していて尚且つ痛みを感じ難かったという結果がでたそうです。その為ガムを噛むという行為は、万が一のデッドボールの時にもあまり痛みを感じなくさせ試合に支障が出ないようにするための方法なのかもしれません。私たちの場合は食べ物をきちんと良く噛んで食べることでリズム運動になりますし、咀嚼の回数が多くなることは消化にも役立ちますし、さらにゆっくりした食事は満腹中枢を刺激して、必要以上に食べ物をとらなくなることでダイエットにも効果があります。このようにして日中多くのセロトニンを生成して張り切って活動し、夜になればそのたくさんのセロトニンがたくさんのメラトニンを合成することで良く眠れるようになります。メラトニンは人間が体内合成できるホルモンですので、サプリメントの摂取によりせっかくの合成力を弱めてしまってはいけません。年齢を重ねるとメラトニンの合成力と分泌力が弱くなるので、そのような場合にのみ、お医者さんの指示のもと処方してもらうのが良いです。私たちの体に自然に備わっている天然メラトニンを大事に生活することが健康の秘訣一つです。

2013年05月03日



             
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